葬儀ライター柳の葬儀まとめ

2016年09月07日

葬儀の形が時代と共に変っています

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通夜・告別式の形に変化が見られる時代になりました。まず、これら通夜・告別式と言う式自体が、小規模化して来ていることです。参列される人たちの数が、10人、20人と言った家族だけで行なう家族葬と言われる式、通夜を執り行なうことがない1日葬があり、更には式を行わず火葬だけと言う直葬と言われる形の式が、非常に増えている訳です。田舎に行くとまだまだ一般葬と言われる個人葬が、多く行なわれるようですが、都会の5割の式では、これら少人数で行なう式が通例にもなって来ていると言われます。家族葬と言われる式が広まり始めたのが、2000年頃と言われます。

この背景にあるのが、高齢化社会がハッキリして来た頃であり、物事へ対する価値観の変化を迎えた時代でもあったと言われます。高齢者が増えることで、死亡年齢が必然的に上がります。そのため、葬儀を行なう時期には、行動範囲が狭くなっていることから、付き合いも狭くなっており、式への参列者も少なくなっていることも、その要因と言われます。また、仕事を終えてから時間も経っていることもあり、仕事仲間に声をかけることも少なくなったことも、原因のひとつなのでしょう。価値観の変化により、亡くなる人が前もって、葬儀を小さく行なうよう指示するケースも増えていることも、その原因に挙げられます。

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