2019年08月09日
知っておきたい夏に着る喪服のマナー
現代ビジネスの世界では、暑い夏にスーツを軽装化するクール・ビズが流行していますが、お葬式では暑さに関係なく正装することがマナーとなっています。まず性別の関係ない服装のマナーとして、ブラック・濃紺・ダークグレー等の暗くて落ち着いたブラックフォーマルを着用しましょう。
また派手な時計やネックレスなどの装飾品はマナー違反ですが、結婚指輪はつけておくことができます（女性の場合は真珠の一連ネックレスも付けることが可能）。そして男性の場合クール・ビズでは外せるネクタイですが、お葬式ではブラックもしくは暗色系のネクタイも必ず締めることになっています。
内側に着るワイシャツは白いものを使用しますが、お葬式の服装のマナーとしては夏でも半袖より長袖を着用することが好ましいです。しかし葬儀中や参列中にジャケットを脱ぐこともマナー違反なので、暑さが苦手でお葬式に集中できないのであれば肌触りがひんやりとしている冷感素材を使用したタイプもありますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。
次に女性の場合ですが、男性の服装マナーに比べると少し涼しい格好のできるワンピースタイプの喪服が販売されています。ワンピースのスカート丈は畳の上で正座をすることと露出を抑えるという面から、短くても膝下丈のものを選びましょう。最後に、夏でも冬でも空調管理のされている会場が多くなってきているので、オールシーズンタイプという全ての季節に対応した喪服を選ぶ方も増えています。外と会場の温度差で体調を崩さないように気をつけましょう。