永代供養とは、ご遺骨の管理や供養を、寺院や霊園などが行うことです。一般のお墓の場合は、ご遺族や子孫が引き継いで管理や供養を行いますが、こちらの方法では、それを寺院や霊園にお任せすることができます。形態としては、他の方のご遺骨と一緒に埋葬される「合祀墓(合葬墓)」と呼ばれるタイプや、屋内の施設にご遺骨を個別に安置できる「納骨堂」のタイプなどがあると言えるでしょう。
永代供養のメリットは、何と言っても「管理や供養を寺院などに任せられる」ということで、お墓を引き継ぐ方がいない場合などによく選ばれています。そしてこの方法は、墓石を用意する必要がないケースが多いので、「一般のお墓よりも費用を格段に安くできる」ことも大きなメリットです。
実際の費用は、合祀墓タイプが3万~50万円程度で、納骨堂タイプが50万円程度からというのが相場であり、費用を抑えたい場合の選択肢にもなっていると言えます。一方で注意点としては、合祀墓タイプの場合、「一度合祀されたらご遺骨を取り出せなくなる」ことが挙げられます。
さらに、納骨堂タイプのような個別に埋葬する場合でも、17年や33年といった一定期間が過ぎると合祀墓へ移されるケースも多いため、その点の確認をよくしておきましょう。
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