葬儀ライター柳の葬儀まとめ

2022年11月15日

故人を尊重したフリーダムな葬儀も選択肢のひとつに

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昔よりも随分と自由になったのも現代の、自由葬や偲ぶ会にお別れ会といわれるのは、昔からのお葬式にこだわらないスタイルです。なぜお別れの会を選ぶケースもあるのか、最も大きな理由は故人の希望を最優先してのこと、故人らしさを最後のお別れのときには親族がかなえてあげるパターンともいえます。

一般的なお葬式といえば、お通夜から告別式に火葬まで、誰もが悲しみの中にいて、決して明るい雰囲気などはありません。お通夜やお葬式で明るい笑いがあるのはご法度ではあるものの、故人が生前にとても明るい人で、最後のお別れを湿っぽくしたくないと希望をすることもあります。

さらに仏教の伝統的なお葬式にこだわりがないなら、お別れの会を選ぶのはぴったりかもしれません。音楽が好きな故人であったなら、好みのミュージックをお別れの会で流してもOK、それどころか楽器を持ち込み生演奏をしても構いません。

古くからのお葬式にとらわれていては、こうした自由な発想はなかなかできません。会場としては葬儀会館や斎場の利用をするにしても、故人の趣味だった数々のコレクションを、参列者が自由にみることのできるように、ロビーなどにズラリと飾ることもあります。結婚式では新郎新婦の幼いころから出会い、今に至るまでのビデオや写真を流すことがありますが、お別れの会や自由葬なら故人の生前の映像や写真を流しても構いません。

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