キリスト教における葬儀ないし葬式ですが、人の死は忌み嫌われるものではないとされています。キリスト教は、正教会では死亡を永眠として、来世に復活するまで、故人は眠りに就いた事になるといわれています。カトリックとプロテスタントでは、死に対する概念は異なるとされています。プロテスタントは偶像崇拝をしないタイプとなっており、カトリックよりも歴史は浅いです。
プロテスタントでは、死はキリスト教の始祖であるイエス・キリストの所に魂が召されるものとされており、キリストが復活した場合に魂も復活するといわれています。カトリックにおいては、信者の死は「帰天」とされており、これは信者が天界に帰る事を意味しています。天界は、カトリックにおいては、人間が住んでいる所とされており、キリストを信じれば永遠の命が得られるともいわれています。
プロテスタントでは、死は、詳しく言いますと「天界に招待される事」、とされています。プロテスタントの流儀ですが、死亡は、天界で魂が再開するまでの一時的な別れに過ぎないとされています。なお、キリスト教における葬儀での礼服等ですが、黒が主調となっています。やはり、黒は厳粛な儀式においては欠かす事ができない色彩となっており、色言葉は「死」とされていて、葬式では最も相応しい色となっています。
暗いけれど、やはり力強さも感じられて厳粛なムードを演出できるようになっています。
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